高齢者のポリファーマシーは危険!
ポリファーマシーとは多種類の薬を定期的に服用している状態のことです。
一般的には5剤以上とされていますが、10剤以上処方されているケースもまれではありません。
薬には副作用が存在します。また複数の薬を服用していれば、それぞれの副作用に加えて相互作用の危険もあります。
若い人と比べて肝代謝や腎機能が低下している高齢者はただでさえ副作用が出やすいうえにポリファーマシーとなればさまざまな危険が起こりえます。
転倒リスクが高くなったり、認知機能の低下、また致命的な副作用を起こす可能性もあります。
高齢者が転倒すると一気に寝たきりになるかもしれません。
どうして高齢者はポリファーマシーになりやすいのでしょうか?
- 多くの医療機関を受診して、その都度薬を処方される
- 薬の副作用に気づかず、さらに薬が上乗せされてしまう
- 医師が不適切な処方をしてしまう
等が考えられます。
長年服用している薬、特に依存性のある薬を減らしたり中止することは難しいケースが多いのですが、当クリニックでは、すでにポリファーマシーになっている方の薬をできるだけ減らしていきたいと考えています。
ご協力お願いします。