怖い病気がたった1本の注射で予防できます!
先天性風疹症候群の予防注射について
怖い病気がたった1本の注射で予防できます!
(先天性風疹症候群について)
最近は新型コロナウイルスが大きく取り上げられていますが、他にも怖い感染症はたくさんあります。その一つが風疹です。
怖い理由は感染した本人よりも妊婦さんへの2次感染です。
妊婦さんが風疹に感染すると赤ちゃんに先天性風疹症候群という障害が出ることがあります。
症状は先天性心疾患、難聴、白内障、発達遅滞等があり、重い障害が残ることもあります。
特に妊娠初期が危険で、妊娠7週の妊婦さんが風疹に感染すると80%の確率で先天性風疹症候群にかかってしまいます。
これから妊娠する可能性のある女性は抗体を持っていることが重要です。
しかし妊婦さんだけの問題ではありません。もし老若男女問わず風疹に感染した人が、たまたま近くにいる、抗体を持っていない妊婦さんに移してしまえば、自分が風疹を移した自覚もなく、また妊婦は誰に移されたか分からないままお腹の赤ちゃんは障害を持ってしまうのです!
そして日本は風疹ワクチン接種をしていない空白期間があり、またワクチン接種が敬遠され、結果的に接種率が低い年代もあります。
予防接種のクーポン券
厚生労働省の対策として、昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性へ、お住まいの市区町村から風疹抗体検査と予防接種のクーポン券をお届けしています。
無料クーポンが届きましたら、早めに検査をお受けください。
この対策以前はワクチン接種は自費で1万円程度の自己負担を要しましたが、抗体検査も含めて無料でワクチン接種ができます。
抗体検査は事前予約は不要ですが、ワクチン接種は事前予約が必要です。受診時はクーポン券とお住まいの住所が確認できる書類(運転免許証等)をご持参ください。
妊娠を希望する方はクーポン券不要です
それ以外に東大阪市では、妊娠を希望する女性等への風疹抗体検査とワクチン接種を公費負担で受けることができます。対象は以下の通りです(東大阪市に住民登録をされていない方は対象外です)。
ご留意点
- 今後妊娠を希望する、昭和46年4月2日から平成14年4月1日生まれの女性
※ただし妊娠中の方を除く- (1)の配偶者および(1)と同居しており事実上の婚姻関係と同様の事情にあるパートナーで、平成14年4月1日以前生まれの男性
- 抗体価が低い妊婦の配偶者および妊婦と同居しており事実上婚姻関係と同様の事情にあるパートナーで、平成14年4月1日以前生まれの男性
- この場合抗体検査は無料ですが、ワクチン接種については自己負担1,000円となります。
- 不明な点があれば電話でお問い合わせ下さい。